JARL第43回通常総会参加の記
JM1RIU 福田修二

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5月26日(土)
 北陸自動車道をJASCのキャラバンは走り、富山市へ入る。JARL総会前夜祭に参加するJH1GDW田原会長、JM1RIU福田キャラバン実行委員長、 JF1JDA手島1エリア事務局長の3名と、夕食と夜の町を探訪するJA7EDR内山7エリア代表、7M4NFX並木JASC・HP委員長、JJ1HWQ田原Jr.の三名とに分 かれる。
前夜祭会場では
 懐かしや、原・北海道本部長、宮川・九州本部長に再会。しばし歓談。立食パーティというのは田原会長にとって難儀そのもの。オードブルなど、自身で取りに行けないから三品、四品と取り分けて持ってくるのだが、会長が手を出す前に脇からどんどん持っていかれる。「満足に食えなかった!」とか。食い物の恨みはコワイよ。
 
参加グループの  
 自己紹介タイムがあった。JASCのキャラバンをアッピールするためステージへ。なんとしたことか!、会長はステージに上がれない!。人垣に囲まれた中で、車椅子の高さでしゃべっても広い会場では誰が、ナニを話しているのかサッパリわからない!。ステージに上げようと手を貸す人は皆無。バリアフリー、障害者の社会参加なンてそんなモンかな。

5月27日(日)
 総会会場の富山産業展示館では田原会長が発言の順番まちで緊張していた。発言の順番は三番目だか議長の提案でトップバッターとなる。前夜、総会資料や過去の総会の状況などを討議して幾つかの項目に絞って発言しよう、ということになっている。
議事は進み
 会長の登壇だが、登壇のためのスロープがない!。階段を登ってくれ、駄目?、ならマイクを渡すから下でしゃべってくれ、とは実行委員。発言は皆と同じようにステージでやりたい、持ち上げてくれ、と会長。すったもんだの挙句、議長が会場に呼びかけて屈強な男性が数人手伝ってくれてやっと壇上へ。しかし、発言者用の演卓が車椅子の会長より大きく、会長の姿が会場よりは見えない。脇へずらしてもらってようやく姿が見えた。
 
事前に
 会長の発言要旨(別掲参照)を渡してあり、発言の登録のときにも車椅子であることを申し出てあるのにこの体たらく。「アマチュアは良き社会人である」、「アマチュアは親切である」というアマチュアコードにマッチしないと指摘する会長の発言は、正にこのことを訴えているのだ。
ヒナ壇で
 うすら笑いを浮かべていた理事の顔は、絶対に忘れない。手を貸そうともしなかったヒナ段のおエライさんたち、あなたたちの顔も絶対に忘れません。
JASCは
 JARL平成13年度事業計画『11.身体障害者に対する援助・協力の項』を見守っていく。会場でJQ2RVF石井会員と父君にお会いできたのは思っても見なかったことであり、場外でも総会参加のJASC会員から、良く言ってくれたと激励の言葉を頂いた。ただ、今回、発言の順番が議長の提案で承認されたとは言え、障害者であることを意識した順位の変更は、いわゆる逆差別になりはしないか、との指摘があったことは反省材料だ。

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