会長発言要旨

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 私は障害者ハムと健常者ハムの連帯する、 全国組織であるJASCの会長でJH1GDW田原と申します。本日ここにわが国アマチュア無線を愛好する同士の皆さんと共に総会出席をこころから喜んでいる一人で あります。
 全国のハムの皆さん、第43回通常総会おめでとうございます。
 さて、今次総会は、会員の総意を反映し、事業と運営を決定する大切な総会と位置づけられております。また全国から多くの会員の皆様が出席して下さるのをまっている、といいます。
 私は、身障者会員の参加希望もここにいう会員の総意だと思いますが如何でしょうか。
 前々回の道後総会は、会場も宿泊施設も障害者が参加しやすいプランであったと記憶します。旅行業者に委託すればこと足れりとする姿勢には大いに疑問を持つところであります。
 JARLはバリアフリーの目線で行事を行ってほしいのであります。総会や宿泊施設 、講習会場など、身障者利用の可否の情報をニュースに載せてほしいと、いうことであります。道後総会が好い例で、やればできる態勢を作ってほしい、ということであります。それはここに掲げてある、
 『アマチュアは良き社会人である』
 『アマチュアは親切である』
という綱領にマッチすることと確信するものであります。
 平成13年度事業計画に『身体障害者のアマチュア無線活動を充実したものとするため、積極的に援助・協力を行う。』としています。私たちはこの事業を歓迎し、期待するところであります。そこで提案であり ます。
  『今後のJARL総会は障害者の参加を容易にすること。』
 次に、障害者ハムといえども、その資格は健常者のそれと同等なのであります。ゆえに、単に言語に障害があるとだけで罵詈、雑言、誹謗、中傷などすべきではありません。このことはJARLの綱領にまったく 反するものであり、JARLはJARLニュース等を以って広く会員に呼びかけ指導すべきだと思います。そこで提案します。
  『JARLニュースでこの問題を取り上げて指導すべきである。』
 さて、いまアマチュア無線資格において 全く同等であると申しあげました。しかし、取得の際の条件が障害者にとって厳しく、在宅の障害者が国家試験や講習会に出向くのに躊躇する状況があります。アマチュア無線を志す障害者のため、試験会場、講習会場の環境整備に努めることであります。
 『障害者もアマチュア無線で外へ出られる。』
 『お空の上では完全バリアフリー。完全平等。』
このようなことの実現にJARLの英知を結集してほしい。よろしくご審議下さるよう期待してやみません。

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